ノーザン・スクール・オブ・コンテンポラリーダンス（NSCD）は、1985年にリーズ市が、初の公立ダンススクールとして設立した教育機関です。大学院までの学位が受けられる専門性の高いカリキュラムを提供することで、数多くのプロダンサーを輩出してきました。イギリスのみならず世界中から門戸を叩く学生が後を絶ちません。また週末や夜間に、子供や大人のためのダンス教室を開講し、地域に根差した活動や、卒業生で組織したカンパニーの公演などもあり、歴史的にコンテンポラリーダンスの盛んな地であるリーズの文化コミュニティの一翼を担う存在として、その地位を確立しています。そして、毎年夏に開催される5日間の講習会では世界的に名高い指導キャリアを誇る講師陣が、コンテンポラリーダンスのテクニックや、コンタクトワーク、レパートリー、インプロヴィゼーション、ワークショップを提供します。経験豊かなダンサーとから刺激を受けながら、技術力と芸術的理解を高めるセッションを通じて、プロキャリアの準備に必要な、多様性と広がりのある経験を積み重ねることが目的です。12歳以上から原則としてどなたでも受講可能で、18歳以上の方は上級コースに入ることになります。プロを志す人や、より高度な教育機関への入学を考えている人にとっては、見逃せない機会となっています。最終日には、NSCDが所有する劇場で発表の機会があります。北部イングランドの文化の発信地でもあるリーズで、新たな挑戦ができるチャンスです。

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