第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けながらも、その美しい街並みと文化都市としての誇りを立て直したドイツ・ドレスデン。ドイツの舞踊学校の中でも非常にユニークな存在であるドレスデン・パルッカ・ダンス大学（パルッカ・シューレ・ドレスデン）は、バレエ留学を目指す方にはとてもよく知られている学校です。ドレスデン国際バレエサマースクールは、このパルッカ・ダンス大学で夏休み期間に開催される2週間の夏期講習会です。ドイツ・ライン・ドイツ・オペラやライプツィヒバレエ団の元プリンシパルで活躍し、パルッカ・ダンス大学講師を経て、現在、スウェーデン王立バレエスクール教授のマリーナ・アントノヴァや、ドイツ・ドレスデン国立歌劇場ゼンパーオーパーバレエでプリンシパルとして活躍したギィ・アルブイなど毎年著名な素晴らしい講師とゲスト講師が招聘され、受講者はそのレベルや年齢によって6クラスにわけられます。講習のスケジュールは日曜を除いて、朝から夕方まで毎日、バレエクラスを基本として、ポワント、バリエーション、パ・ド・ドゥ、男性クラスなどを行い、また、モダンダンスやジャズダンスのワークショップなども行われる予定です。夏休みのスケジュールに合わせて、15歳から21歳の熱意あるダンサーが世界各国から参加して、全員で集中してレッスンを受けることが出来るのも、サマースクールの良いところです。将来ドイツへの長期留学を考えている方は、まずはその雰囲気とレッスンの質や同年代の受講生を確認する事なども可能です。また、期間中、希望者には、ドレスデン・パルッカ・ダンス大学やドレスデン国立歌劇場ゼンパーオーパーバレエなどのバレエカンパニーへのオーディションも予定されていますので成績優秀者はバレエスクールやカンパニーへの招待の機会もあります。夏だからできる、朝から晩までダンスに捧げられる素晴らしい時間を、あなたもドレスデンで体験してみてはいかがでしょうか。

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