国際色豊かな、コスモポリタン・バレエ・シアターによる夏期集中講座です。グローバルな視点からのダンス教育がモットーのこのワークショップは、世界の著名な振付家による数々のワークショップを手がけてきました。今回、10歳から28歳までのプロを目指すダンサーを対象にした、サマー集中プログラムと、現役ダンス講師を対象にした、ワガノワバレエ教師プログラムを開催します。サマー集中プログラムの受講者は、2年以上のポワント、5年以上のバレエ・トレーニングが応募条件となり、オーディションで選考されます。開催都市は、ドイツはベルリン、ロシアはサンクトペテルブルク、または、モスクワのどちらかを選択可能です。ベルリンでは、マリインスキー・バレエ、ボリショイ劇場、ワガノワ・バレエ・アカデミー、ジョン・クランコ・バレエ・スクール、ピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団などからの著名な講師陣によるワークショップが開かれます。また、サンクトペテルブルクでは伝統を誇るワガノワ・アカデミー、モスクワではかの有名なボリショイ劇場が会場です。ロシアでは、ワガノワ・バレエアカデミー、マリンスキーバレエ、ミハイロフスキー劇場などの講師陣が指導にあたります。講習会中は、クラシックバレエ、バリエーション、パートナリング、キャラクター、モダン、インプロヴィゼーション、振り付け、演技、ストレッチなど豊富な種類の授業が開かれます。ワガノワバレエ教師プログラムは、現役ダンス講師が今までの教授法を見直し、大きくステップアップできる機会です。カリキュラムに含まれるのは、ワガノワ・クラシック・バレエ・メソッド、クラシック・コレオグラフィー（マリウス・プティパや アレクサンダー・ゴールスキー等）、パートナリング、ダンス・アナトミー（解剖学、機能解剖）などです。両プログラムの受講者には、放課後や休みの日に劇場や美術館見学、市内観光なども楽しみの一つです。ワークショップ外でも存分に芸術や文化、言語に触れることで、ダンスのみならず総体的な国際体験ができる、まさに「コスモポリタン」な講習会なのです。

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