フランス・パリで年に4回、春、夏、秋、冬に開かれるクラシックバレエとコンテンポラリー・ダンスの講習会がパリ・マレ地区ダンススクールワークショップです。時期や期間、レベルにより異なりますが、クラシックバレエ、ジョージ・バランシンとマーサ・グラハムのレパートリーやメソッドを中心にトレーニングするユニークなプログラムとなっています。子供から大人まで、初心者からプロまで、あらゆるレベルのダンサーを対象に、1〜4週間の講習が開催されます。主催のパリ・マレ地区ダンス・スクールの講師マギー・ボガートは、オランダ出身のダンサーで振付師。コンテンポラリー・ダンスの創始者の一人として知られるマーサ・グラハムの名を冠し、多くの一流ダンサーを輩出してきたマーサ・グラハム・スクール公認の指導者でキャリアも豊富です。アメリカやヨーロッパ各地のスクールで教えてきました。講習会は、レベルに応じたクラスに分けられ、テクニックやバリエーション、パ・ド・ドゥ、マーサ・グラハムのレパートリーのほか、アメリカン・バレエやニューヨーク・シティ・バレエの創設者で、クラシック・バレエとモダン・ダンスの橋渡しをしたとされる振付師ジョージ・バランシンのレパートリーも学ぶクラスがあります。最終日にはパフォーマンスに出演する機会が用意されていることも。また、時期にもよりますが、全てのレベルの人を対象にしたフロア・バーのみのクラスもあります。講師はボガートに加え、フランスの各バレエ団でバランシン・バレエのソリストを務めてきたギラン・ド・コンプレニャックなどが担当します。ダンスの技術や美しさを高めたい人はもちろん、国際的なオーディションを視野に入れている人やマーサ・グラハム・スクールへの入学を考えている人にとって、第一線の現場で活躍してきた彼らの経験は貴重な財産となるでしょう。セーヌ川の近く、パリ中心部の伝統的な街並みにヨーロッパの雰囲気を感じながら、一歩先のレベルへと挑戦してみてください。

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