オーストリア・ウィーンの南西約70kmにあるグーテンシュタインは、巡礼者が多く訪れる村。この村にほど近いマリアヒルフベルクの修道院で、1995年からこの講習会は開催されました。2010年から修道院内での講習会ができなくなったことから、場所を修道院近くの会場に移し、引き続き同講習会が開催されています。美しい森と山々に囲まれ、慌ただしい日常生活とは無縁な静謐さが溢れる環境の中で、オーストリアの著名な音楽家が約１週間に渡って開講するこのマスタークラスは、日頃のレッスンとは違った密度の高い勉強になるでしょう。本年度の開講科目は、ピアノ、ヴィオラ、チェロ、サクソフォン、声楽、ミュージカル。レッスンは専攻や参加人数によって異なりますが1〜2日毎に1回程度のレッスンが開催されます。毎年教授陣は変更しますので、本年度の先生方は、詳細はをご覧ください。過去に、ピアノでは、ウィーンの音楽家一家に生まれ、ウィーンフィルやウィーン交響楽団などとも共演しているベルリン芸術大学とジュネーヴ高等音楽院の教授、ゴットリープ・ヴァリッシュ、ミュージカルのためのベルカント唱法は、「Cats」（ハンブルグ）や「オペラ座の怪人」（ハンブルグ）など数々のミュージカルのボーカルコーチを務めたドイツ・エッセン・フォルクヴァング音楽大学教授ノエル・ターナーなどです。毎年、全ての教授陣が、トップレベルなのがうれしい点です。受講は原則として申込順。今年の夏は、ウィーン郊外の自然の多い場所でヨーロッパの空気に触れ、音楽にどっぷり漬かってみませんか。

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