Interview

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あなたにぴったりの留学を
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朴慶順さん/ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミー/ロシア朴慶順さん プロフィール7才からクラシックバレエを始め12才の時にRCBA(ロシア・クラシック・バレエ・アカデミー)に通い始める。
高橋晃子、ガリーナ・シュリャーピナに師事。
第二回エデュケーショナル・バレエ・コンペティション、ジュニアAの部第6位
栃木にて開催される第14回ロシア国立ワガノワバレエアカデミー・オーディションに合格。三年間学ぶ。
イリーナ・シトニコワに師事。
2011年第19回全国バレエコンクールin nagoya シニア部門第三位。
2012年6月卒業。同年9月にウクライナ国立オデッサ・オペラ・バレエ・アカデミー入団。キトリの友人(ドンキホーテ)、青い鳥パ・ド・ドゥ(眠れる森の美女),影のトリオ(バヤデルカ)チャイコフスキーパ・ド・ドゥ、などを踊り半年後日本に一時帰国。
2013年8月ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミーにソリストとして入団。
-初めに朴さんのご留学されてからの経歴を簡単にお話頂けますでしょうか?
2009年に栃木のワガノワのオーディションを受けて、それで高校2年生の9月から3年間ワガノワに留学しました。
そこからは、一度ウクライナのオデッサの国立の劇場で働いたんですけれども、ビザの関係で半年しか働けなくて、一度日本に帰りました。そして、去年(2013年)今働いている所に入り、エカテリンブルクの劇場で働いています。
-栃木のオーディションと仰いましたが、ご出身は?
出身は奈良です。栃木県が毎年主催しているオーディションを受けました。
-栃木でお受けになったオーディションは、どういった内容でしたか?
バーとセンター、二次までいった人はバリエーションを見ていただきました。バリエーションは、「眠れる森の美女」のオーロラ三幕を踊りました。
合格者はその後に説明会に参加しました。
-審査員の方というのは、どれぐらいいらっしゃったのですか?
審査員の先生は2名来られました。
1人は低学年の子達を教える先生で、もう1人は高学年(最終学年)を教えている先生が来られたんですけれども、私はその審査員だった先生のクラスに入れてもらえました。
-なんという先生ですか?その先生のクラスはどうでしたか?
イリーナ・シトニコア先生です。
クラスはよかったです。「日本人も自分の生徒」みたいな感じで凄いよく面倒みてくれて、普通の生活も凄いフレンドリーに関わってくれる先生だったので。
今はどうか分からないんですけれども、ワガノワとかに行くと、「日本人だから」とかそういうのがあって、あまり見てくれない先生もいるんですね。ロシアの国立のバレエ学校というのもあって、ロシア人を育成する学校なので、海外から来てる子達は勿論お金は払っているんですけど、先生達からすると、ロシア人を優先して見る、というのが少しあります。
イリーナ先生は、基本的に大事に日本人も見てくれて、みんなに愛される凄くいい先生でした。
-担当されるということは、普通のバレエクラスとその他ポアントとかも全部見てもらうという感じですか?
そうですね。一応、担任の先生は、基本はクラシックなのでそうなんですけれども、週に2回くらいの、キャラクターとかデュエットとかアクチュオール(演技指導)とか、そういう専門の科目は他の別の先生になります。
-ワガノワの学校はタイムスケジュールとしてはどういった形なのですか?
今はちょっと変わってるとは思うんですけど、基本ワガノワは、留学生は普通の学科は受けないという形で留学するんです。でも、他のロシア人とかは合間に学科があります。
朝は、基本クラシックから始まるんですけど、留学生の為にロシア語もあります。
それは毎日ではなくて、何年通ってるかによって回数が違ってきます。基本1年目は週4とかですね。それが、朝のクラシックの前にあったり後にあったりするんです。
午後はキャラクターダンスだったり、民族舞踊だったりとか、アクチュオールだったり、デュエットだったり、があります。
それが終わってからは、プラクチカというのがあって、5月にある留学生の為のエルミタージュの公演の練習する、リハーサル時間というのが18時ぐらいから夜に週3回ぐらいあったりします。週によって違いますが。
-18時位から何時まで練習していますか?
留学生の公演の練習は20時くらいまで、リハーサルは毎日ではないです。教室の数も限られているし、その他のクラスの練習時間とかも必要なので、週によっては全くなかったり、基本週3回ぐらいはあったかなという感じです。
-年に1度の5月の公演以外はなにか発表の機会はありましたか?
あります。マリンスキー劇場でロシア人を中心にやるので、出れる子と出れない子が出てくるんですが、外国人はほとんど出れないです。結構、厳しいです。
ワガノワは、学べる事も吸収する事も沢山多いけど、舞台に出て経験数を増やすというにはちょっと欠けてるかなと思います。見て何かを吸収するとか、練習して何かを吸収するとかそういうのはあるかもしれないんですけど、実際に舞台に出てみてとか公演の為の練習、というのは凄く少ないです。なので、みんな、自習とかして上手くなっていこうとか、留学したら「自分頑張ろ!」という向上心があるからこそ、上手くなるというのはありますね。
-留学生はどれくらいいらっしゃいましたか?また、日本人以外の外国の方は?
私がいた時は、日本人が13人位居たんですけど、最近もっと増えていて20人位は居るかなと思います。その時によって違うんですけど、アメリカ人がいたり韓国人がいたりイタリア人がいたりとか。でも、日本人程多くないです。
-先程、アクチュオール(演技指導)と仰いましたが、それはロシアの演劇メソッドを使うんですか?
違います。普通にバレエは踊ってお客さんに伝えたりするので、バレエの演目の中からそういう振りがある所を抜粋して先生が生徒に教えたりとかですね。
-モダンとかコンテンポラリーのクラスみたいなものはありますか?
あります。でも、ヨーロッパに比べたらちょっと少ないかな…。
-寮はどんな感じでしたか?自炊ですか?
寮は一応、留学生の寮とロシア人の寮が分かれていて、2人部屋です。
キッチンは共同です。ちょっと狭いとは思うんですけど普通に綺麗な所です。
食事は土日も含め3食付いています。
-出てくるお料理はどんな感じでしたか?
正直言うと、バレエのことを考えてないような普通の食事でした。結構、アバウトですね。ロシア料理です。だから、みんな食べなかったりとか調整してました。学費と一緒に食費も払っているので、毎月食券を貰えるんですけど、強制じゃないので、使っても使わなくてもいいという感じで、そこは自由ですね。
-これは美味しかった!とか、これはダメだった…とか特徴的な料理はありましたか?
基本何でも食べれたんで、あんまりないんですけど…ザピカンカというのがあって、それはカッテージチーズのチーズケーキ…まではいかないんですけど、そういう感じのオーブンで焼いたお菓子というかデザートがあって、それに練乳をかけて食べるのが私は凄く好きでした。
-美味しそうですね!
トゥシューズやバレエシューズ等は自分で街に出て購入するんですか?
そうですね。向こうは日本に比べて在庫も少ないし、お店も小さいんです。アメリカのメーカーとかは、ロシアでは輸入しづらいんですよ。ロシア人の子達は、インターネットとかで頼んでるとは思うんですけど、私は日本から持って行ったりとか、仕送りでEMSで送ってもらったりとかしてます。
-5月の公演はどういった演目をやりますか?
それは個人個人で違いますね。みんなで踊るというよりは、どちらかというと個人的な発表で、コンサートみたいな感じです。そのバリエーションだけ踊ったりとかパドドゥ踊ったりとか。
それするまでに、一応どういう公演構成になってるかとか、どういう風にみんなが踊っているかを試す、オーディションみたいなものがあって、ディレクターというか一番偉い先生が見て順番を決めます。練習しても、実際踊れない子もいたりするので、一度学校でそれがあってから、その公演があります。
-マリンスキー劇場であるロシア人の公演も同じような形式ですか?
そうですね。一応、エルミタージュの公演では、外国人留学生用の公演とロシア人の公演が2日間があるんですけど、それ以外にロシア人がマリンスキーでやる公演は、基本12月末から1月最初にかけて「くるみ割人形」の公演をワガノワの生徒達で全部やるのが毎年の恒例で、その後に、6月に卒業公演がマリンスキーあります。
-そういう公演を見に行かれてどうでした?劇場の中で踊る生徒さんの全体的な雰囲気やレベルは?
最終学年になると自分のクラスメイトが主役を踊ったりするので、そういうのは「頑張れ!」という風には思います。
-ロシアの方とはクラスは違うのですよね?
朴慶順さん/ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミー/ロシアいえ、ワガノワは日本人クラスとかはないんですよ。あるクラスに、日本人が何人か入るという形式なんで、外国人のコースはないんです。外国人の公演はあるんですけれども、外国人クラスというのはなくて、ロシア人のクラスに混じって一緒にレッスンをするという感じです。
-パートナリングなんかでロシアの男の子達と組んでみて、日本の男性ダンサーと比べて何か特徴的に違う所はありましたか?
日本人の人とあまり組んだことがないので。でもやっぱり、自分の言葉で喋るという面では、日本人の方が分かりやすいですね。呼吸の感じとか、音の取り方とか、呼吸が合うというのはあります。日本人と組む方が合わせやすいというのはあります。
-日本でのバレエ指導方法やメソッドとワガノワでは違うところなどはありましたか?
私の場合は、小学校5年生ぐらいの時に、ロシアの教授法を持っている先生が日本に帰国されて、奈良でその方の教室にずっと通っていました。
メソッドというと国によってとか学校によってとか、ちょっと違ってくるんですけれど、その先生は、モスクワのボリショイの大学を卒業されたので、基礎というのはその先生の元でしっかり学べたとは思います。でも、ワガノワだからメソッドが全て同じというよりは、先生によって、先生は何を重視しているかというのは個人個人変わってきます。
-ケガをしたと伺ったのですが、具体的にはどういったケガをされたのですか?
ワガノワの1年目の時に、すぐに足首をケガしちゃって、それで1ヶ月ぐらい踊れなかったんですね。基本、あんまりケガしないんですけども、多分弱いのに無理したんだと思います。
ワガノワは坂なんですよ。床が真っ直ぐじゃなくて斜めで、それも慣れずに、担任の先生が最終学年を持っていたので、ちょっと難しかったので無理するというのもあったんだと思います。長く続けて行くには、適当な加減じゃなくて良い加減も大事かなと思いました。
-ケガをされてお休みされていた時は、現地の病院に通われたりしましたか?
はい、そうですね。
でもロシアは凄い不便なんで、日本じゃないと治せないんですね。
私も冬に1週間ぐらいだけ長く休ませてもらって、日本に治療しに帰りました。
ロシアだと、レントゲン撮って医者に見せるんですけれども、「これだったら休んだら治るよ」みたいな感じなんです。電気治療もあるんですけど、「効いてるのかな?」というのもあるんですよね。
-担任のイリーナ先生はそういった時どういったアドバイスをしてくださいましたか?
そうですね。1年目の時に凄いケガをしちゃって、自分の気持ちの中でも不安になったりとか、「1年目で1番下なのにどうしよう?」とか「サボってるとか思われたらどうしよう?」とかいう不安も凄いあったんですけど、でも先生は「痛かったら休んでいいんだよ」と言って、私が泣いちゃったりしたら、心配して家に連れて行ってくれて美味しいものをご馳走してくれたりしてくれたんです。凄くいい先生でした。
-週に4回ぐらいロシア語のレッスンがあると仰ってましたけど、大体どれぐらいで現地の言葉に慣れましたか?
留学生の寮とロシア人の寮が分かれてるというのが大きいと思うんですけど、 残念ながらワガノワは、最初はあんまり向こうの子も関わろうという風にはいかないんですよね。クラスによっても違うんですけど。
だから、私はバレエ団に入って、今働いてる所に最初来たとき、1人で知り合いもいなくて友達もいなくてという所からスタートしたので、日本人がいない方が上達は早いです。凄くいいバレエ団なのでそこから友達とかができましたし。
でも、学校時代は、分かる事は分かるんですけど、コミュニケーションを取る事が難しかったので、ちょっとワガノワでは難しいかなと感じます。他のロシアの学校のことを聞いていると、「もっと交流をしよう」とロシア人とかも関わってきてくれるんですけど、ワガノワの子達はちょっと違ったりもしました。今はどうか分からないんですけど、彼女達も「外人が来た」みたいな感じ目で見るんですね。でも、他のロシアの学校とかだったりすると、「(好意的に)日本人が来たの??」みたいな感じで言ってくれる学校や女の子達がいっぱいいる所もあったりします。
-お仕事を始められて、まず最初ウクライナに行ってビザの関係であまり長くはいられなかったと仰ってましたけど、ウクライナで仕事を始められて、ビザ以外のことで苦労された事は何かありますか?
仕事面ではやっぱり労働ビザが取れなかったことですね。ビザ以外と言われるとあまり浮かばないかなという感じなんですけど。やっぱり労働ビザというのが一番難しいです。
-今お仕事されている所のビザ申請は、結構すんなりいけた感じですか?
そうですね。ウクライナは今、情勢が悪いんです、前から法律がいい加減な感じもあったんですけど、法律が変わるとか変わらないとかの時に行ってしまったんで、労働ビザが取れないという形になって、それで今も外国人は全然働けてないんですけど。
そういうのがあって、その時にオーディション受けに一度ロシアに行ったんです、ロシアは大きい都市によってちょっとずつ法律が違うんです。でも国際部(ビザをやってくれる所)という所がしっかりしていたので、私の所はすんなりいけました。「ウクライナでなんでこんなに困ったんだろう?」というぐらいすんなりはいきました。
-今働いているバレエ団は外国人がどれぐらいいらっしゃるのですか?
私以外に日本人が1人働いてるだけですね。あとはウクライナ人が1人いますけど、ほとんどロシア人です。
-年間通して何公演ぐらいされているのですか?
基本、公演が週3回なんですよ。
でも、初演というのがあって、新しい公演をするとなると、5回連続公演とか。
あと、お正月になると、29日、30日、31日になると、朝・晩、朝・晩、朝・晩とか連続で続いたりとか、そういう感じになるので忙しい時は忙しいです。
-朝・晩というと?
朝は11時から、夜は18時から劇場で公演があって、それが3日続いたりとか。
それで1日休みで、また朝・晩、朝・晩という感じです。
-朝観に来るお客さんというのは学生さんですか?
そうですね。学生というよりは子供の為にという感じですね。バレエは映画を観る感覚でみんな来てくれるんで、日本とは感覚が違うんですよ。もちろんヨーロッパの文化だからというのもあるんですけども、やっぱり日本では、一般の方からしたらバレエ=芸術と繋がりにくいんですね。バレエ=ダンス(踊り)で終わっちゃうんですけど、こっちに来ると「芸術」になるから、オペラに行ったりとか、そういう文化が違うので、バレエ知らないお客さんとかも来るので、やっぱり子供が多かったりとかもします。
-どういった作品レパートリーで踊ってらっしゃるんですか?
純クラシックの「白鳥の湖」とか「くるみ割人形」とか「海賊」とか、普通のもあるんですけど、私のバレエ団は、芸術監督が振り付けたモダンっぽい作品を踊ったりとかもします。結構、ネオクラシック系、創作というのもあったりします。あと今、9月21日、22日に、ダンスプラットホールムというのがあって、それは1つのプロジェクトなんですけど、若手振付家が劇場に応募して、その募集で集められた振付家達が私達ダンサーに振り付けをして、何個か作品を見せるというモダンもあったり、ネオクラシックとかもあったりとかもしますね。
-団員は全部で何人ぐらいいらっしゃるのですか?
そこまで多くないですけど、たぶん70とか。少ない方だと思います。
多いとこはもっと多いです。多いとこは女の子だけで100人とかいます。大きいマリンスキーとかはそれぐらいいたりします。
-今はどのような所で生活されてますか?自炊ですか?
寮に住んでます。自炊です。
-ロシアでの生活に慣れてらっしゃるとは思うのですが、プロと学生時代も含めて、苦労をされたとこなどあったら教えてください。
苦労は凄いいろいろあるんですけど、「外国人だから」というそういう見方というのは一つやっぱりあります。「あなた達は別なのよ」みたいな感じで、ワガノワとか行くとやっぱりそういうのは感じましたね。街とかに行くと、言葉とかを喋っても快く聞き入れてくれる人もいれば、そうじゃない人もいるし、いろいろですね。一番大変なのは、何よりも住むとかビザとか、そういうとこが一番大変だったと思います。
-逆に、ロシアに来てよかったなというのはありますか?
海外の劇場で踊れるのもあるし、自分が目指している所の現地であるという事も一番ですし、人によって違うんですけど、私は海外でバレエをやっていくのが自分の精神的にも凄い楽です。
なんでかと言うと、日本にいるといろんな物が余計に見えてしまったりとか、いろんな人と関わるというのは凄く大事だと思うんですけど、その分いろんな楽しい物まで見えてしまうんですよ。やっぱりバレエというのは、日々の練習の積み重ねもあったりとか、遊べなかったりとか。それでも周りの人は勿論、それを支えてくれる人もいるけど、やっぱり分からない部分もあったりとかするんですね。
バレエというもの自体を分からない人も日本は多いじゃないですか。知っている人だけ凄い知っていると言うんですけど、周りの人はバレエと言ってもやっぱりクエスチョンというか、そこまで分からなかったりとかするので。
こっちに来れば、自分はバレエをしに来てるから、整った環境というのもあるし、外に出て「バレエやってます」と言ったら、「すごーい!」と良い風に見てくれるんですよ。自分の夢とか、やってる職業にとっては嬉しいですね。
-今後、ロシアに留学したい!というダンサーに、どういったアドバイスをされますか?
とりあえず1つは、諦めないことです。
私も凄いいろんな事があって、バレエ以外のことで悩む事も多かったし、両親とも離れててケガとかも勿論あるんですけど、そこで「諦めたい」と思う事は沢山あると思うんです。でも、諦めてしまうと、そこまでなんですよね。諦めないで、ずっと気持ちを持ち続けていると、きっとどこかで叶うんじゃないかなと私は思います。
夢を叶えるとか、夢を追うとかは多分凄い難しいと思うんですけど、私もやっとプロのバレエダンサーになれましたが、気持ちの中ではずっと夢を追い続けたいなと思います。「夢が叶った!」となってしまうと、そこで終わってしまうので。こういう職業をやっていくには、ずっと前を向いて進んで行かないといけないので。
-諦めずに戦い続けなくては、と?
朴慶順さん/ロシア国立・エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミー/ロシアはい、そうですね。
落ち込む事もあるんですけど、周りの人が支えてくれたりとかで、また元気になって頑張れたりするので、人に対する感謝とか、そういう気持ちも学んでくると思います。
一番大事なことは、自分がもしそういう環境にあったら、環境が合わなくて場所を変えてしまうとか、一度日本に帰ってしまうとか、いろんな状況があると思うんですけど、それは一個の過程なので、もし自分が「夢を叶えたい」というのがあるんだったら、諦めず時期を待って、というのは大事かなと思います。
プロのダンサーとかも、すぐ夢を叶えたりとかプリマ主役踊れたりとかはしてないと思うので、それは、雑誌とか取材とかではいい所だけを見せてるだけで、本当は苦労してると思うので、やっぱり諦めない事が一番大事ですね。あと、日々の努力ですね。
-素晴らしいですね!本日は有り難うございました。これから留学する方々の参考になったと思います。