セントラルロンドン、ユーストン駅の近くにあるザ・プレイスは、40年以上にわたってロンドンのダンス界の中心の場所であり、素晴らしいダンサーを育成してきた教育機関であります。その歴史は、1954年にマーサ・グラハムが初の英国公演を行ったことから始まりました。この公演に触発された文化人が、英国でもコンテンポラリー・ダンスを立ち上げたい…という理念から設立したのが、ザ・プレイスであり、ロンドン・コンテンポラリー・ダンス・スクール（LCDS）なのです。この学校はイギリスのダンス教育機関8校からなるコンサーバトリー・フォー・ダンス・アンド・ドラマの提携校のうちの1つでもあり、イギリスの重要なコンテンポラリーダンス教育施設として、高い評価を受けています。学生の多くは3年間のBAプログラムに属しており、身体能力の訓練のほかにも即興のダンスや、振付を創造するカリキュラムが用意されています。また、自分が制作した作品を文章できちんと説明し、人にプレゼンテーションする能力を磨くこともこの学校では重要視されています。この学校では以上のような訓練を経た結果、身体的にも哲学的にも非常に熟練したダンスの専門家を作り上げ、次のステップに向かう事ができるようにうながしているのです。卒業生にはダンサーも多いのですが、他にも芸術監督やダンス学校のディレクターなど、劇場や舞踊団、ダンスの教育機関を支えるブレインとして活躍する人たちが多いのもこの学校の特徴です。コンテンポラリーダンスをダンサーとして、裏方として、多角的に盛り上げることが出来る才能を送りだし続けているLCDS。自身の創造性を広く表現したいと思う人にふさわしい場所です。

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