アメリカ・ペンシルベニア州にあるピッツバーグは、学術都市としても有名で多くの教育機関がある都市です。そのピッツバークに1969年に設立され、毎年50以上の公演を国内外で精力的に上演しているバレエ団がピッツバーグ・バレエ・シアターです。アメリカでも優秀で革新的なバレエ団の一つであるこのバレエ団は、1980年代にニューヨークシティバレエの元プリンシバル、パトリシア・ワイルドを芸術監督に迎え、ヴィルトゥオーゾなテクニックを駆使したり、モダンな作品を試みたりするなど、アメリカのバレエ団の中でも新しい高みへと成長し多くの高い評価を獲得しました。1997年にアメリカン・バレエ・シアターの元プリンシパルでバレエマスターのテレンス・S. オルやスーザン・ジャフィなどに芸術監督が引き継がれ、現在も伝統的なバレエの新解釈やコンテンポラリーなど、パワフルなレパートリーを多く作り出しています。このバレエ団に付属するバレエスクールが6月から7月の間の5週間のサマーコースと、上級者向けの2週間のサマーコースを開催します。講師陣は、ピッツバーグ・バレエ・シアター・スクールの先生方と、ピッツバーグ・バレエ・シアタープリンシプルやダンサー、芸術チームなどのゲスト達。プロで活躍している先生方の視点は今後を変える良いきっかけになるはずです。レッスンは月曜から土曜日まで、日によって異なりますが朝から夕方までバレエテクニック、ポワント、バリエーション、男性クラス、パ・ド・ドゥ、バリエーション、モダン、ジャズ、レパートリー、ピラティスなどを学び、最後はファイナルパフォーマンスに出演します。受講には、映像によるビデオオーディションを受ける必要がありますが、世界中から受講生が参加するこの講習は、将来プロのダンサーとして活躍したいと考えている方には刺激的な夏になるでしょう。宿泊先は、管理者のいる学生寮で、学生寮から講習会会場まで送迎が着くので安心です。講習前後には、ピッツバーグの街やニューヨークなどを見学することも可能です。

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