アメリカン・バレエ・シアター。ニューヨークを、そしてアメリカ合衆国を代表する、世界のバレエファンに「ABT」として知られているこのバレエ団は、同時に「ABTカリキュラム」とよばれるバレエの教授法を確立しているスクールを擁していることでもよく知られています。既存の様々なバレエ教授法を研究・マニュアル化し、アメリカらしく合理的に、科学的にまとめ、優秀な学生の育成に貢献していると高く評価されているこの教授法は、「ＡＢＴナショナル・トレーニング・カリキュラム」とよばれて世界中のバレエスクールで採用され始めている教育システムなのです。そして、もちろんこのカリキュラムがフルに生かされているのがABTの教育現場です。
ケネディ大統領の妻であったジャクリーン・ケネディ・オナシス（JKO)の名を冠したJKOスクールでは、幼児から20歳までのダンスを学びたい人たちに様々なプログラムを用意していますが、中でもダンサーの育成に貢献しているのがプレ・プロフェッショナル・プログラム部門です。海外留学生は17歳から参加することが出来るこのプログラムは「世界に通用する最高の学生を受け入れ、育て上げる場所」と評価され、ここで学んだ学生はABTをはじめとした多くの舞踊団に入団を許されています。厳しい訓練の基本は、クラシカル・バレエです。学生たちはクラシカルに熟達し、なおかつどのようなスタイルのダンス表現にも適応できる能力が求められます。その能力が認められた学生は、在学中であっても、ABTのメンバーとともにメトロポリタン劇場をはじめとした世界有数の舞台で踊るチャンスが設けられています。
ダンサーになりたい。そう思う人たちに確かな道を提供できる場が、このスクールなのです。
※ローザンヌ国際バレエコンクールのパートナー校です。

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